近況報告

11月に入り今年も残すところ2か月を切りましたが、2020年は近年稀にみる大変動の年だったと思います。

コロナの影響もありますが、オーディオ業界もかなり環境が変わり、老舗販売店の廃業や代理店の撤退など厳しい状況になってきました。

最近ではSMEがゼファンとの契約を解消して国内代理店が無くなったり、名門トーレンスでさえ代理店契約にどこの商社も名乗りを挙げない状況で、都内のオーディオショップも閉店や年末までに2業者が資金ショートで廃業する話も聞いております。

幸い弊社は一昨年から業態変更を進めていたため、ヴィンテージオーディオの取扱終了とオーディオショップ事業の売却(M&A)や、徹底した業務効率化を図り通販事業と卸に特化した結果、コロナの影響は全く受けず売上も好調に推移しており、更に9月に出店したAmazonのセラーも大きな柱になってきたところですが、従来のやり方にしがみついていたらダメだと改めて実感致しました。

特にAmazonに関しては、国内の大手通販シュアで楽天を抜いて1位の41%を占めるまでになっていることや、Amazonの倉庫に在庫を保管(FBA)して、注文から発送までをスピーディーかつ効率的に行えることや海外への越境EC等、社内リソースやサポートの労力を最小限に抑えながら拡販できる仕組みがある点で、従来のモールには無いポテンシャルを感じます。

更にオーディオ製品に関しては、出品数と参入する業者も少なくブルーオーシャンであることや、中古品を扱うセラーが殆ど存在しないので、今後、出品するセラーが増えてくれば大きな市場に成長すると期待しております。

とはいえ、国内市場でのオーディオ製品(新品)の出荷額は2185億円となり、呉服やネイルサロンの市場規模より縮小していることや、今後、生産人口の減少や若年層の収入減などネガティブな要素も具現化するのは時間の問題で、中古品に関しても韓国、東南アジアへの輸出額が伸びている反面、仕入れがネックになりつつある現状を考えると、日本国内だけのマーケットを対象にビジネスをしている場合じゃないと危機感を抱きます。

急激に変化する状況を考えると、マーケットやターゲットになるユーザー層を明確にして、従来の売り方ではない提案や海外市場への参入も準備する時期が来たように思います。弊社も年明けからe-bayストアを含む、海外への越境EC事業に参入予定ですが、並行して真に価値ある商品の発掘や自社PBの開発も進めております。

この点で6月から新規取扱いを始めたLINN LP12用のサードパーティーで、モバー社のアップグレード製品はリリース直後から人気商品になり、正直、予想外の反響に驚いております。特にCPU制御のDCモーター駆動システムは本家のクライマックスと差がない=違いがわからないとの感想を頂くほどで、プチブレイクした結果、ご予約のお客様には入荷遅延でご迷惑をお掛けしてしまいました。

いづれにしても、世界にはまだまだ知られていない優れたブランドや製品もたくさん存在してますので、可能な限り発掘してご紹介していきたいと思います。

オーディオブランド Ultra Groove
https://ultragroove.jp/