スピーカーのアッテネーター調整方法

2Way以上のアッテネーター付きスピーカーで、調整方法が分からないまま使い続けている方が結構いらっしゃいます。販売店でも理解してないスタッフが多いので、今回は調整方法をご紹介いたします。

●手順
1.ミッド、ツイーターのアッテネーターを全絞りする(消音)
2.モノラル音源を用意してスピーカーLchのウーハーだけ鳴らす
3.ミッドのアッテネーターを徐々に開き、低域とつながるところで止める
4.ツイーターもミッド同様に中域つながるところで止める
5.Lchの音を全絞りしてRchのウーハーだけ鳴らし同様に調整する
6.左右chを同時に鳴らしてセンターに音像が定位すれば完了

JBL4350など4Wayも同様に調整できますが、アッテネーターの調整をしっかりやるとかなり印象が異なりますので、ぜひ追い込んで頂ければと思います。

※コロナ対策および修理・通販のみの営業となるため、対面受付は行っておりません。

●Ultra Groove(合同会社アンセムインターナショナル)
〒106-0032 東京都港区六本木7-11-18
E-Mail:info@ultragroove.jp
公式サイト:https://ultragroove.jp/
古物商許可 東京都公安委員会:第306691507096

近況報告

11月に入り今年も残すところ2か月を切りましたが、2020年は近年稀にみる大変動の年だったと思います。

コロナの影響もありますが、オーディオ業界もかなり環境が変わり、老舗販売店の廃業や代理店の撤退など厳しい状況になってきました。

最近ではSMEがゼファンとの契約を解消して国内代理店が無くなったり、名門トーレンスでさえ代理店契約にどこの商社も名乗りを挙げない状況で、都内のオーディオショップも閉店や年末までに2業者が資金ショートで廃業する話も聞いております。

幸い弊社は一昨年から業態変更を進めていたため、ヴィンテージオーディオの取扱終了とオーディオショップ事業の売却(M&A)や、徹底した業務効率化を図り通販事業と卸に特化した結果、コロナの影響は全く受けず売上も好調に推移しており、更に9月に出店したAmazonのセラーも大きな柱になってきたところですが、従来のやり方にしがみついていたらダメだと改めて実感致しました。

特にAmazonに関しては、国内の大手通販シュアで楽天を抜いて1位の41%を占めるまでになっていることや、Amazonの倉庫に在庫を保管(FBA)して、注文から発送までをスピーディーかつ効率的に行えることや海外への越境EC等、社内リソースやサポートの労力を最小限に抑えながら拡販できる仕組みがある点で、従来のモールには無いポテンシャルを感じます。

更にオーディオ製品に関しては、出品数と参入する業者も少なくブルーオーシャンであることや、中古品を扱うセラーが殆ど存在しないので、今後、出品するセラーが増えてくれば大きな市場に成長すると期待しております。

とはいえ、国内市場でのオーディオ製品(新品)の出荷額は2185億円となり、呉服やネイルサロンの市場規模より縮小していることや、今後、生産人口の減少や若年層の収入減などネガティブな要素も具現化するのは時間の問題で、中古品に関しても韓国、東南アジアへの輸出額が伸びている反面、仕入れがネックになりつつある現状を考えると、日本国内だけのマーケットを対象にビジネスをしている場合じゃないと危機感を抱きます。

急激に変化する状況を考えると、マーケットやターゲットになるユーザー層を明確にして、従来の売り方ではない提案や海外市場への参入も準備する時期が来たように思います。弊社も年明けからe-bayストアを含む、海外への越境EC事業に参入予定ですが、並行して真に価値ある商品の発掘や自社PBの開発も進めております。

この点で6月から新規取扱いを始めたLINN LP12用のサードパーティーで、モバー社のアップグレード製品はリリース直後から人気商品になり、正直、予想外の反響に驚いております。特にCPU制御のDCモーター駆動システムは本家のクライマックスと差がない=違いがわからないとの感想を頂くほどで、プチブレイクした結果、ご予約のお客様には入荷遅延でご迷惑をお掛けしてしまいました。

いづれにしても、世界にはまだまだ知られていない優れたブランドや製品もたくさん存在してますので、可能な限り発掘してご紹介していきたいと思います。

※コロナ対策および修理・通販のみの営業となるため、対面受付は行っておりません。

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Mober社製品(LINN LP12用)の取扱いを始めました。

ここ数年、LINN LP12用のサードドパーティー製アップグレードパーツとして人気が高まっているMober社(モバー)製品の取扱いを正式に開始しました。

サブシャーシ、DCモーター電源システム、カルーセルより先に発売された“元祖”新構造スピンドル軸受けなどが御座います。詳しくはお問合せ下さい。

製品に関してのご質問やお問合せはお気軽にご相談下さい。

※コロナ対策および修理・通販のみの営業となるため、対面受付は行っておりません。

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Howard Rumsey’s Lighthouse All Stars Music For Lighthousekeepin

当ショップも都の自粛要請を受けて店舗は一時休業して、通販のみの営業となりましたが、
在宅で趣味を楽しまれている方が増えているせいか、来客こそないもののお問合せは普段より多い印象です。

連日コロナの話題ばかりが報道されていて、いい加減コロナ疲れになっている方も多いかと思いますが、
こんな時こそ音楽を聴いてテンション上げていきたいところです。

元々、オリジナル盤コレクターからオーディオに入ったこともあり、朝から出荷作業をしながらレコードを聴いてますが、
本日はハワード・ラムゼイ・オールスターズをヘビーローテーションで聴いてました。

昔からウエストコーストジャズが好きなので、ハワード・ラムゼイやリッチー・カミューカ、チェット・ベイカー、
リロイ・ヴィネガー、メル・ルイス、ペッパー・アダムス、コンテ・カンドリ、ハンプトン・ホース、アート・ペッパーのレコードは見つけ次第、買ってしまいます。

特にコンテンポラリーやパシフィックジャズを筆頭に、ドーンやアンデックス、ジャズウエストといったマイナーレーベルの作品を集めるのは楽しいものです。

そんなわけで、ハワード・ラムゼイ・オールスターズのミュージック・フォー・ライトハウススピーキングを聴いてますが、
このアルバム、なんとソニー・クラーク(p)が参加しているのは意外と知らない方も多いようです。

https://youtu.be/xDII9JeO1yc

ソニー・クラークと言えばハードバップを代表する黒人ピアニストですが、1957年当時はウエストコーストで活動していて、ハワード・ラムゼイの下でプレイしてました。

後のBlue NoteやTIMEに残された演奏と比較しても、ウィントン・ケリーよりダークでグルーヴィーなスタイルを確立していてるのが分かります。

Howard Rumsey’s Lighthouse All-Stars
Music For Lighthousekeepin

Stereo Records S-7008(Contemporary ‎S-7528)
ステレオオリジナル盤、DG、黒/金、枠無

Howard Rumsey(b)
Stan Levey(ds)
Sonny Clark(p)
Bob Cooper(ts)
Frank Rosolino(tb)
Conte Candoli (tp)

Recorded in Contemporary’s Studio in Los Angeles the evenings of October 2, 9 and 16, 1956

Producer Lester Koenig
Engineer Roy DuNann
Photography By Richard L. McCowan

1.Love Me Or Levey
2.Taxi War Dance
3.Octavia
4.Mambo Las Vegas
5.Jubilation
6.I Deal
7.Latin For Lovers
8.Topsy

ちなみに、ContemporaryはAMPEX #300テープレコーダーを導入後、レコーディングエンジニアのロイ・デュナンの下、1955年末からジャズレーベルではいち早くステレオ録音を始めており、Blue NoteのRVGとは違って自然な録音と音質で名録音が数多くあるレーベルです。

Stereo RecordsはContemporaryが1958年にステレオ盤を発売するにあたり設立したレーベルになりますが、翌年にはContemporaryに吸収されてしまい、レコード番号はステレオ:7500、モノラル:3500番台が割り当てれました。よってStereo Records S-7008とContemporary ‎S-7528は同一内容ですが音はS-7008の方が濃くて厚いです。

今回のコロナが来月6日までに終息するとは到底思えませんが、状況が落ち着いたらお茶の水のJazz Tokyo(ディスクユニオン)でエサ箱を漁りたいですね。

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トーンアーム交換について

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ストレートアームを使ってるけどカートリッジ交換が大変、SPUを使いたいからアーム交換したい、アームベースの加工が自分で出来ない等、アームの交換はハードルが高いと思う方が多いのですが、そんなお悩みはUltra Grooveにお任せ下さい!

トーンアームはお使いになるカートリッジに合わせて、用途や相性があり最適な機種が異なりますので、選び方からご相談出来ます。

また、ショート&ロングアームが使えるプレーヤーも御座いますが、機種によりショートアームしか使えない場合や、一部のサスペンション式プレーヤーではGLANZやFR-64sのような自重の重いアームは使えないケースが御座います。

ここ最近LINN LP12をお使いのお客様からご相談が増えておりますが、
2013年以降のスタンダードサブシャーシになってからのLP12をお使いで、
LINN AKITO/EKOS以外のアームを使いたいという場合も対応出来ます。

ご相談の際は現在お使いのプレーヤーとアームの機種名をお申し付け下さい。
詳しくはお問い合わせ下さい。

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