【新入荷】 LINN LP12&Mose/Moberアップグレード仕様

●コンディション:本体&アーム共にフルレストア済・極美品

本体は全分解・各種パーツの洗浄・点検後、内外装共に徹底してフルレストアするのと併せ、
電源は純正ACモーターを含むMose新品交換し、ベアリングはMober Bearing、インナープラッターはMober Stainless Steel Sub Platter SSP12にアップグレードし、内外共にほぼ新品状態に仕上がっております。

MoseはAC100V/50~60Hz、33/45回転対応の外部式電源ユニットで、デュアル水晶発振器を搭載し、非常に高精度で安定した回転が特徴の高性能電源です。
非常に高SNで静粛性に優れ、ノイズに埋もれていた繊細な音が引き出されることで音数が増えて、特に微弱な電流を扱う低出力、低インピーダンス型のMCカートリッジを使う場合は歴然とした差が出ます。回転数の切り替えは電源スイッチを長押しで33/45回転が選択出来ます。

Mober BearingはKarousel同様に、スピンドル軸受け内部がスピンドルシャフトをボールベアリングで囲むよう、
上下2か所でホールドする構造を最初に開発した元祖として、Karouselに先立つ2016年にリリースされました。


従来のベアリング軸受けは少なからず摩擦があり、きつすぎると自由に回転せず、緩すぎるとぐらつきます。そこでベアリング軸受け内にボールベアリングを使用して、プラッターのスピンドルシャフトを側面からしっかりと固定しつつも、自由に動かすことで従来のベアリング軸受けでは成しえなかった超低摩擦抵抗力と、LP12の次世代アップグレードの決定版とまで言われ、世界20数か国で高い評価を得てます。

Mober Stainless Steel Sub Platter SSP12は共振点が異なる2種類の金属を用いたハイブリット構造になり、オリジナルのインナープラッターのウィークポイントであった僅かな鳴きを抑え、摩擦係数を極限まで少なくすることを目的に開発されました。スピンドルシャフト先端に極小の超精密、高精度加工されたボールベアリングを組み合わせ、スラストパッドとの接触面積を少なくすることで、摩擦係数を大幅に低下することに成功致しました。

Mober Bearingと組み合わせた結果、プラッターを手で回して慣性力だけで14分間も回転するほど摩擦が少なくなり、オリジナルのインナープラッターと比較して圧倒的にノイズフロアが低く、圧倒的な高解像度と繊細な描写力が得ることができました。

SME3010Rは1981年発売のスタティック型アームで、10インチ長(約25㎝)で分類的にはロングアームになります。SMEの特徴となるナイフエッジとラテラルバランス機構を採用し、自重33g、針圧0~5gまでのカートリッジ対応します。


軽針圧からSPUまで幅広いカートリッジに対応することや、独自のスライドベースを採用しているため、オルトフォンSPU/GシェルとAシェルの併用時にアダプターが必要なく、オーバーハングもスライドで合わせやすく人気が高いアームです。
※2分割の追加カウンターウエイトはサードパーティー製になります。

■本体フルレストア内容
全分解・洗浄・各パーツ点検
電源部:Mose電源ユニット・電源スイッチ・純正ACモーター新品交換&アップグレード
出力電圧測定&回転数調整
スピンドル軸受け&クロスブレイス:Mober Bearing新品交換&アップグレード
サスペンション&ゴム製グルメット:新品交換、水平・垂直調整
外装:台座(プリンス)・アームボード(SMEカット)新品交換、ステンレス製トッププレートは提携工場で特殊研磨・レストア済
ドライブベルト新品交換、連続稼働テスト

■トーンアームフルレストア内容
全分解、リングベアリング洗浄、ベアリングシャフト洗浄・研磨、感度調整、
ヘッドシェルコネクタ分解・ピン研磨、内部配線全交換、アースポイント研磨、
アームリフター分解・降下速度調整、フォノケーブル&アース線新品交換(低静電容量、Lpwノイズ仕様、1.2m)

●仕様
品番:LINN LP12
駆動方式:ベルトドライブ
寸法:W445×D356×H140mm
電源:AC100V 50-60Hz 対応回転数:33/45回転

●付属品
本体のほか以下付属します。
アウター&インナープラッター、Mose電源ユニット、電源ケーブル、トーンアーム、カウンターウエイト、ライダーウエイト、インサイドフォースキャンセラーウエイト&ロッド、アーム調整工具(六角1/16インチ)、マニュアル(PDFファイル)
※ダストカバー&ヒンジ、ヒンジ受け別売り

●おまけ
スピンドルオイル、スライタスクリーナー1個(粘着式、針先やダンパーを傷めず洗って何度でも使えます)のほか、高音質フォノケーブル(1.2m、ドイツ製)をおまけします。元々はレコーディングやリマスタリングスタジオで実際に使われている業務用マイクケーブルで、ローノイズ、低静電容量で特に低出力MCカートリッジ使用時に歴然とした差が出ます。納品したお客様からも非常に高評価を頂いております。

本機はご使用前に簡単なセットアップが必要ですが、ご質問が多い項目やトラブル時の対応策をまとめた弊社編集のオリジナルLP12セットアップマニュアルもプレゼントします。

各種クレジットカード、ショッピングローンがご利用頂けます。
サブシャーシ、電源の変更も承ります。詳細はお問合せ下さい。

※コロナ対策および修理・通販のみの営業となるため、対面受付は行っておりません。

●Ultra Groove(合同会社アンセムインターナショナル)
〒106-0032 東京都港区六本木7-11-18
E-Mail:info@ultragroove.jp
公式サイト:https://ultragroove.jp/
古物商許可 東京都公安委員会:第306691507096

●関連情報
Mober社製品(LINN LP12用)の取扱いを始めました。
LINN LP12用DC電源システム~Mobor CPU control DC motor PSU 
LINN LP12用アップグレード外部式電源 MOSE(モース) 
LINN LP12用アップグレードHercules2(ハーキュリーズ2) 

LINN LP12用アップグレード電源 MOSE(モース)

LINN LP12は内蔵電源のMajikやBasic、Valhall、外部電源でAC電源のLINGO、DC電源のRADIKAL、他にも高性能なサードパーティなど、日本では知られていない製品もたくさん存在しています。

それぞれ特徴がありますが、今回はその中でも費用対効果が高く、手ごろな価格で満足度も非常に高いMOSE外部電源を実際にLP12に組み込んで、アップグレードしてみました。

MOSE外部電源は33/45回転対応で、それぞれデュアル水晶発振器を搭載し、非常に高精度で安定した回転が特徴の高性能電源です。回転数の切り替えは電源スイッチの長押しで行います。

外部電源の特有の非常に高SNで静粛性に優れ、ノイズに埋もれていた繊細な音が引き出されることで音数が増える印象で、現行LINGOとの比較でも違いが分かりませんが、外部化の効果はLP12のアップグレードで一番差が出ると思います。

トーンアームはダイナミックバランス型のオルトフォンRS-212Dを合わせてみました。

MOSEの動作チェックを兼ねてLINN LP12 MOSE/ORTOFON RS-212D&SPU SynergyでSONNY CLARK TRIO(TIME S/2101)のSTEREOとMONOオリジナル盤を再生してみました。

●動作確認用ムービー
https://youtu.be/ZuhDUHPZB2g

カートリッジはステレオ盤なのでORTOFON SPU Synergy、モノラルオリジナル盤はSPU-MONO G  MK2。

ステレオ盤とモノラル盤でカートリッジを変えるのは当然ですが、ユニバーサルシェルが使えて交換しやすく、操作も簡単なオルトフォンRS-212Dは、ショートアームなのに音の重心も低くて◎です。

MOSEを使って分かったのはオルトフォンSPU等、低インピーダンスで低出力型のMCカートリッジでは歴然とした差がでるので、電源の外部化はLP12の基本だと改めて実感しました。

MOSEはACモーターを搭載したLINN LP12でS/N54000番台以降(1985年)のモデルに対応する前提ですが、古いモーターなど製造時期により45回転が起動しない場合が御座います。特にモーター底部に1.5㎝位でグレーのスラストキャップが付いているものは要注意です。

通常はモーター交換せずMOSEを組み込めますが、不安がある場合はLP12本体をお送り頂ければ弊社にて有料セットアップ致します。

製品に関してのご質問はお気軽にご相談下さい。

●Ultra Groove(合同会社アンセムインターナショナル)
〒106-0032 東京都港区六本木7-11-18
E-Mail:info@ultragroove.jp
公式サイト:https://ultragroove.jp/
古物商許可 東京都公安委員会:第306691507096

●関連情報
Mober社製品(LINN LP12用)の取扱いを始めました。
LINN LP12用DC電源システム~Mobor CPU control DC motor PSU 
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