Howard Rumsey’s Lighthouse All Stars Music For Lighthousekeepin

当ショップも都の自粛要請を受けて店舗は一時休業して、通販のみの営業となりましたが、
在宅で趣味を楽しまれている方が増えているせいか、来客こそないもののお問合せは普段より多い印象です。

連日コロナの話題ばかりが報道されていて、いい加減コロナ疲れになっている方も多いかと思いますが、
こんな時こそ音楽を聴いてテンション上げていきたいところです。

元々、オリジナル盤コレクターからオーディオに入ったこともあり、朝から出荷作業をしながらレコードを聴いてますが、
本日はハワード・ラムゼイ・オールスターズをヘビーローテーションで聴いてました。

昔からウエストコーストジャズが好きなので、ハワード・ラムゼイやリッチー・カミューカ、チェット・ベイカー、
リロイ・ヴィネガー、メル・ルイス、ペッパー・アダムス、コンテ・カンドリ、ハンプトン・ホース、アート・ペッパーのレコードは見つけ次第、買ってしまいます。

特にコンテンポラリーやパシフィックジャズを筆頭に、ドーンやアンデックス、ジャズウエストといったマイナーレーベルの作品を集めるのは楽しいものです。

そんなわけで、ハワード・ラムゼイ・オールスターズのミュージック・フォー・ライトハウススピーキングを聴いてますが、
このアルバム、なんとソニー・クラーク(p)が参加しているのは意外と知らない方も多いようです。

https://youtu.be/xDII9JeO1yc

ソニー・クラークと言えばハードバップを代表する黒人ピアニストですが、1957年当時はウエストコーストで活動していて、ハワード・ラムゼイの下でプレイしてました。

後のBlue NoteやTIMEに残された演奏と比較しても、ウィントン・ケリーよりダークでグルーヴィーなスタイルを確立していてるのが分かります。

Howard Rumsey’s Lighthouse All-Stars
Music For Lighthousekeepin

Stereo Records S-7008(Contemporary ‎S-7528)
ステレオオリジナル盤、DG、黒/金、枠無

Howard Rumsey(b)
Stan Levey(ds)
Sonny Clark(p)
Bob Cooper(ts)
Frank Rosolino(tb)
Conte Candoli (tp)

Recorded in Contemporary’s Studio in Los Angeles the evenings of October 2, 9 and 16, 1956

Producer Lester Koenig
Engineer Roy DuNann
Photography By Richard L. McCowan

1.Love Me Or Levey
2.Taxi War Dance
3.Octavia
4.Mambo Las Vegas
5.Jubilation
6.I Deal
7.Latin For Lovers
8.Topsy

ちなみに、ContemporaryはAMPEX #300テープレコーダーを導入後、レコーディングエンジニアのロイ・デュナンの下、1955年末からジャズレーベルではいち早くステレオ録音を始めており、Blue NoteのRVGとは違って自然な録音と音質で名録音が数多くあるレーベルです。

Stereo RecordsはContemporaryが1958年にステレオ盤を発売するにあたり設立したレーベルになりますが、翌年にはContemporaryに吸収されてしまい、レコード番号はステレオ:7500、モノラル:3500番台が割り当てれました。よってStereo Records S-7008とContemporary ‎S-7528は同一内容ですが音はS-7008の方が濃くて厚いです。

今回のコロナが来月6日までに終息するとは到底思えませんが、状況が落ち着いたらお茶の水のJazz Tokyo(ディスクユニオン)でエサ箱を漁りたいですね。

※コロナ対策および修理・通販のみの営業となるため、対面受付は行っておりません。

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