LINN LP12用DC電源システム~Mobor CPU control DC motor PSU

LINN LP12の高性能アップグレードパーツを多数リリースしているMobor社(モバー)ですが、ここ最近、お問合せがかなり増えております。

LINN LP12用のアップグレードパーツは、英国、アメリカを中心に約20社ほどのサードパーティーが存在し、その中にはREGAやネイムオーディオも含まれるものの、日本で紹介されているブランドは殆どないのでご存じない方も多いでしょう。

その中でも特に反響が大きいのがMobor社のCPU制御DCモーターシステムで、6月に取扱いを開始してからブレイクし、10月に新色のブラックもリリースされたこともあり、更に人気が高まってきた印象を受けます。

一時期は日本向けの割り当て数が少なく、ご予約のお客様には入荷遅延でご迷惑をお掛け致しましたが、年末に向けて何とか枠を確保できたところです。

LINN LP12の電源はMajik、アキュレート、クライマックスのグレードに合わせて、内蔵式、外部式とACモーターとDCモーター仕様がありますが、MoborのDCモーターシステムは最上位のDCモーター仕様になるRADIKAL同様にコンピューター制御の外部式高性能電源システムになります。

Moberは光電タコメーターを採用し、アウタープラッター裏側に設置した16個のマーカー(ストロボ)を回転数ごとに読み取りして速度計算と補正を行い、毎分500回、マイクロ秒まで測定してmVレベルでDCモーターへの出力電圧を調整することで、ほぼ誤差がない正確な回転数制御が行えるようになってます

また、DCモーターもマクソン社(スイス製)の高品質精密モーターを選別採用し、Moberお得意の精密加工技術と長年に渡る製品開発ノウハウの蓄積から編み出されたカーボンファイバーと真鍮のハイブリット筐体にモーターを組み込み、微弱な振動も吸収・分散させることで、スピンドルに伝わる振動がないよう工夫されています。

初めて製品を聴いた印象としては、外部式電源の特徴である静粛感と音数の多さが引き出され、細かな筆で繊細に描いた水彩画のようですが、DCモーターの効果か空間再現性がLINGOやMOSEとは違って相当広く感じます。

本家のRADIKALが約90万程になりますが、やはりDCモーター仕様は優位性が高いと認識すると共に、モバーはよくこの価格で発売したと驚きます。

ちなみに、LP12に限らずオーディオや家電の故障原因は、約7割以上が電源部の劣化によるもので、特に電解コンデンサの容量抜けとブリッジダイオードや3端子レギュレーターの短絡などが多いのですが、だいたい新品購入から8~12年くらいから故障が増えてきます。この点で長年愛用している個体や中古購入品をお使いであれば、アップグレードと併せて電源部の新品総入れ替えが行えるのも魅力的かと思います。

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