【修理完了】LINN LP12 + ITTOK LV 2(某有名販売店様)

LINN LP12修理完了01

●お客様名:某有名販売店様
様機種名:LINN LP12&ITTOK LV2
S/N:035×××(1981年製、Valhalla電源、50Hzモーター、台座:Afroromosia)

●不具合箇所・ご要望
回転が遅い、メンテナンス依頼

●診断結果
① 起動しない(手押しで起動してもすぐ止まる)
② モーターのプーリー腐食・ゴム削れの汚れが酷い、スラストボール摩耗
③ スピンドル軸受け内の異物混入(動物の毛?)
⑤ Valhalla電源基盤の不適切な修理(定格不足のパーツ使用、半田漏れ)
⑥ 電源ランプが点灯しない(ロジックIC不良、電球劣化)
⑦ 水平バランスが取れない(サスペンションのグルメット装着不良)

LINN LP12修理完了02
LINN LP12修理完了03~プラッターは腐食跡を可能な限り除去後、樹脂塗装してます。
LINN LP12修理完了04~スピンドル軸受け(78~84年頃)
LINN LP12修理完了05~モータープーリー研磨後
LINN ITTOK LV2修理完了
LINN LP12修理前01
LINN LP12修理前02
LINN LP12修理前03~プラッターの腐食が目立つ
LINN LP12修理前04~台座の傷、凹み、塗装面の劣化退色が目立つ
LINN LP12修理前05~台座の中央付近に目立つ凹み有り
LINN LP12修理前05~モーターはトルク低下と起動不良、プーリーの汚れが酷い
LINN LP12修理中01~全分解、組み上げ前

●修理内容
・全分解、点検、診断、シャーシ洗浄&くすみ取り
・モーター:分解、ベアリングボール交換(1984年以降仕様)、スプリング圧調整、モリブデングリスアップ、
プーリー研磨、ローター軸注油(上下2か所)
・Valhalla電源:以下の劣化部品を新品交換しました。
 ロジックIC×4、ダイオード×3、抵抗×2、サーミスタ×1、コンデンサ×8、電源スイッチLED交換
・スピンドル軸受け:分解、洗浄、研磨、注油
・サスペンション:分解、診断、調整(水平・垂直)
・電源ケーブル交換
・プラッター:脱脂洗浄、研磨
・アーム:内部配線全交換、防錆処理
・連続稼働テスト(22時間30分)、微調整

●工数:1.0人日(8時間45分、外装含む)

LINN LP12修理中02~Valhalla電源基盤、劣化部品を取り除いた状態
LINN LP12修理中03~Valhalla電源基盤の修理調整後
LINN LP12修理中04~電源スイッチ点灯不良のため、ロジックICとLEDを交換
LINN LP12修理中05~電源スイッチ修理後
LINN ITTOK LV2修理前
LINN ITTOK LV2~内部配線全交換、防錆処理
LINN LP12 & ITTOK LV2修理完了

弊社では全国のオーディオショップ、買取業者様から修理やメンテナンスのご依頼、アフターのご相談を多数承っております。継続的なお取引となる業者様にはBtoB向けの特別料金での対応や、ご依頼頂く台数が多い場合は、数量に関わらず月額一定料金での対応も可能です。詳しくはお問い合わせ下さい。

※コロナ対策および修理・通販のみの営業となるため、対面受付は行っておりません。

●Ultra Groove(合同会社アンセムインターナショナル)
〒106-0032 東京都港区六本木7-11-18
E-Mail:info@ultragroove.jp
公式サイト:https://ultragroove.jp/
古物商許可 東京都公安委員会:第306691507096

【新入荷】LINN LP12 + SME3009SⅡ Improved

●コンディション:本体&アーム共にフルレストア済・全体的に綺麗です(1年保証商品)。本体・アーム共には全分解・各種パーツの洗浄・点検後、内外装共に徹底してフルレストアしました。

特に電源周りはパフォーマンスに大きな影響を与えるので重点的に整備を行い、Valhalla電源(AC100V50~60Hz、33回転対応)は全てのロジックICと電解コンデンサ、ブリッジダイオード等、劣化部品を新品交換後、モーターと併せて調整と稼働テスト済みです。

+44,000円(税込・工賃無料サービス)で33/45回転・AC100V 50-60Hz対応の高性能電源ユニット、Hercules2にアップグレード出来ます。

今回のLP12は74~75年頃に製造されたS/N:15000番代になりますが、電源はValhallaに変更した以外は当時のままにして、往年のLP12が持つ音色と描写を引き出すことに注力致しました。 LP12は製造年代によりベアリング軸受けが現行カルーセルを含む全7種類あり、同じLP12でも年代による音の違いになります。

特に初期ロットのLP12は現行と比べると音色はほぼ同じで、蛇口全開に全ての音を出し切る鳴り方は共通するものの、濃密で一音一音に勢いとエネルギー感が宿り、音楽の躍動感がより強く感じられます。

アームはSME3009SⅡImproved になり、ベアリング周りを中心に徹底して手を入れたことで剃刀のような鋭い描写と、反応の速さが蘇りました。 アームリフターは降下速度をゆっくり目に調整してます。

●本体フルレストア内容
全分解・洗浄・各パーツ点検
電源部:Valhalla電源基盤:劣化部品交換(ロジックIC×4、ブリッジダイオード×1、スイッチングダイオード×2、抵抗×4、電解コンデンサ×8)、出力電圧測定&回転数調整、電源スイッチ内LED交換、モーター分解・スラストパッド洗浄・研磨・グリスアップ
スピンドル軸受け内部洗浄・異物除去・オイル交換(72~84年モデル用)
サスペンション&ゴム製グルメット:分解・オイル洗浄、ワッシャー交換×3(新品)、水平・垂直調整
外装:台座(プリンス)及びステンレス製トッププレートは提携工場で特殊研磨・レストア済
ドライブベルト新品交換、連続稼働テスト

●トーンアームフルレストア内容
全分解、Oリングベアリング&ベアリングシャフト洗浄・研磨、感度調整、
ヘッドシェルコネクタ分解・ピン研磨、内部配線全交換、アースポイント研磨、
アームリフター全分解・グリスアップ・降下速度調整、フォノケーブル&アース線新品交換(ドイツ製、低静電容量、ローノイズ仕様、1.2m)

₊44,000円で33/45回転・AC100V 50~60Hz対応のハーキュリーズ2にアップグレード出来ます。

●仕様
品番:LINN LP12
駆動方式:ベルトドライブ
寸法:W445×D356×H140mm
電源:AC100V 50-60Hz 対応回転数:33回転のみ

●付属品
本体、アウター&インナープラッター、Valhalla電源ユニット、プラッターマット、電源ケーブル、トーンアーム、カウンターウエイト、ライダーウエイト、インサイドフォースキャンセラーウエイト&ロッド、アーム調整工具(六角1/16インチ)、マニュアル(PDFファイル)
※ダストカバー&ヒンジ、ヒンジ受け別売り

●おまけ
スピンドルオイル、スライタスクリーナー1個(粘着式、針先やダンパーを傷めず洗って何度でも使えます)、
高音質フォノケーブル(1.2m、ドイツ製)、レコーディングやリマスタリングスタジオで使われる業務用シールドケーブルになります。ローノイズ、低静電容量で特に低出力MCカートリッジ使用時に歴然とした差が出ます。納品したお客様からも非常に高評価を頂いております。

本機はご使用前に簡単なセットアップが必要ですが、ご質問が多い項目やトラブル時の対応策をまとめた弊社編集のオリジナルLP12セットアップマニュアルもプレゼントします。

各種クレジットカード、ショッピングローンがご利用頂けます。
サブシャーシ、電源の変更も承ります。詳細はお問合せ下さい。

※コロナ対策および修理・通販のみの営業となるため、対面受付は行っておりません。

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LINN LP12 修理完了(徳島県・K様ご依頼分)

●機種名:LINN LP12 Valhalla電源仕様
●症状:中古購入品で電源は入るが起動・回転が不安定、修理と併せて45回転も楽しみたい
●再現:あり
●故障原因:電源部の経年劣化、モーター供給電圧およびトルク低下
●結果:修理完了
●対応工数:0.25人日

今回はS/N50000番代(1983年後半~84年前半製造)のLP12をお預かりしました。
中古でご購入後、電源は入るものの、起動・回転が安定せず、メーカー修理を依頼した結果、Valhalla電源は修理やサポートが終了しているため、MajikまたはLingo Mk4電源への交換しか選択肢がなく、見積金額もお客様の想定を上回るほど高額だったため、ご相談を頂きました。

当初はミニマムの修理費用で抑えるため、Valhalla電源を修理する前提でご相談を承りましたが、 将来的な故障リスクや33/45回転も楽しみたいとのご希望で、内蔵式の高性能電源Hercules2へアップグレードと併せて、気になる不具合箇所のメンテナンスを行いました。

お預かり時の状態~Valhalla電源で修理歴有り、純正モーターが2世代後(1992年以降)のものに交換されてますが、180度逆の向きに取り付けれていることや振動が大きく、配線処理も雑でした。
左:Hercules2、33/45回転対応 右:交換するValhalla電源、33回転のみ
フォノケーブルのアース処理と見た目があまりにも酷いため、お直し致しました。
ValhallahaをHercules2に交換する際に傷んでいた電源ケーブルも交換し、モーターとスピンドル軸受のメンテナンス、サスペンションとサブシャーシの防錆処理を行い、33/45回転共に安定して起動するようになりました。
サスペンションも水平が大幅に狂っていたので調整しました。

LINN LP12は極初期型~現行モデルまで、メーカー修理不可の個体や、電源・トーンアームなどの変更、永年お使い頂いた筐体の外装お直しも承ります。詳しくはお気軽にご相談下さい。

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●関連情報
Hercules2(ハーキュリーズ2)について
LINN LP12 極初期型 + SME3009SⅡ
LINN LP12の修理&セットアップ(愛知県・I様ご依頼分)
LINN LP12 + SME3010R

【新入荷】 LINN LP12&Mose/Moberアップグレード仕様

●コンディション:本体&アーム共にフルレストア済・極美品

本体は全分解・各種パーツの洗浄・点検後、内外装共に徹底してフルレストアするのと併せ、
電源は純正ACモーターを含むMose新品交換し、ベアリングはMober Bearing、インナープラッターはMober Stainless Steel Sub Platter SSP12にアップグレードし、内外共にほぼ新品状態に仕上がっております。

MoseはAC100V/50~60Hz、33/45回転対応の外部式電源ユニットで、デュアル水晶発振器を搭載し、非常に高精度で安定した回転が特徴の高性能電源です。
非常に高SNで静粛性に優れ、ノイズに埋もれていた繊細な音が引き出されることで音数が増えて、特に微弱な電流を扱う低出力、低インピーダンス型のMCカートリッジを使う場合は歴然とした差が出ます。回転数の切り替えは電源スイッチを長押しで33/45回転が選択出来ます。

Mober BearingはKarousel同様に、スピンドル軸受け内部がスピンドルシャフトをボールベアリングで囲むよう、
上下2か所でホールドする構造を最初に開発した元祖として、Karouselに先立つ2016年にリリースされました。


従来のベアリング軸受けは少なからず摩擦があり、きつすぎると自由に回転せず、緩すぎるとぐらつきます。そこでベアリング軸受け内にボールベアリングを使用して、プラッターのスピンドルシャフトを側面からしっかりと固定しつつも、自由に動かすことで従来のベアリング軸受けでは成しえなかった超低摩擦抵抗力と、LP12の次世代アップグレードの決定版とまで言われ、世界20数か国で高い評価を得てます。

Mober Stainless Steel Sub Platter SSP12は共振点が異なる2種類の金属を用いたハイブリット構造になり、オリジナルのインナープラッターのウィークポイントであった僅かな鳴きを抑え、摩擦係数を極限まで少なくすることを目的に開発されました。スピンドルシャフト先端に極小の超精密、高精度加工されたボールベアリングを組み合わせ、スラストパッドとの接触面積を少なくすることで、摩擦係数を大幅に低下することに成功致しました。

Mober Bearingと組み合わせた結果、プラッターを手で回して慣性力だけで14分間も回転するほど摩擦が少なくなり、オリジナルのインナープラッターと比較して圧倒的にノイズフロアが低く、圧倒的な高解像度と繊細な描写力が得ることができました。

SME3010Rは1981年発売のスタティック型アームで、10インチ長(約25㎝)で分類的にはロングアームになります。SMEの特徴となるナイフエッジとラテラルバランス機構を採用し、自重33g、針圧0~5gまでのカートリッジ対応します。


軽針圧からSPUまで幅広いカートリッジに対応することや、独自のスライドベースを採用しているため、オルトフォンSPU/GシェルとAシェルの併用時にアダプターが必要なく、オーバーハングもスライドで合わせやすく人気が高いアームです。
※2分割の追加カウンターウエイトはサードパーティー製になります。

■本体フルレストア内容
全分解・洗浄・各パーツ点検
電源部:Mose電源ユニット・電源スイッチ・純正ACモーター新品交換&アップグレード
出力電圧測定&回転数調整
スピンドル軸受け&クロスブレイス:Mober Bearing新品交換&アップグレード
サスペンション&ゴム製グルメット:新品交換、水平・垂直調整
外装:台座(プリンス)・アームボード(SMEカット)新品交換、ステンレス製トッププレートは提携工場で特殊研磨・レストア済
ドライブベルト新品交換、連続稼働テスト

■トーンアームフルレストア内容
全分解、リングベアリング洗浄、ベアリングシャフト洗浄・研磨、感度調整、
ヘッドシェルコネクタ分解・ピン研磨、内部配線全交換、アースポイント研磨、
アームリフター分解・降下速度調整、フォノケーブル&アース線新品交換(低静電容量、Lpwノイズ仕様、1.2m)

●仕様
品番:LINN LP12
駆動方式:ベルトドライブ
寸法:W445×D356×H140mm
電源:AC100V 50-60Hz 対応回転数:33/45回転

●付属品
本体のほか以下付属します。
アウター&インナープラッター、Mose電源ユニット、電源ケーブル、トーンアーム、カウンターウエイト、ライダーウエイト、インサイドフォースキャンセラーウエイト&ロッド、アーム調整工具(六角1/16インチ)、マニュアル(PDFファイル)
※ダストカバー&ヒンジ、ヒンジ受け別売り

●おまけ
スピンドルオイル、スライタスクリーナー1個(粘着式、針先やダンパーを傷めず洗って何度でも使えます)のほか、高音質フォノケーブル(1.2m、ドイツ製)をおまけします。元々はレコーディングやリマスタリングスタジオで実際に使われている業務用マイクケーブルで、ローノイズ、低静電容量で特に低出力MCカートリッジ使用時に歴然とした差が出ます。納品したお客様からも非常に高評価を頂いております。

本機はご使用前に簡単なセットアップが必要ですが、ご質問が多い項目やトラブル時の対応策をまとめた弊社編集のオリジナルLP12セットアップマニュアルもプレゼントします。

各種クレジットカード、ショッピングローンがご利用頂けます。
サブシャーシ、電源の変更も承ります。詳細はお問合せ下さい。

※コロナ対策および修理・通販のみの営業となるため、対面受付は行っておりません。

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●関連情報
Mober社製品(LINN LP12用)の取扱いを始めました。
LINN LP12用DC電源システム~Mobor CPU control DC motor PSU 
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LINN LP12の修理&セットアップ(愛知県・I様ご依頼分)

セットアップ完了後のLINN LP12+SME3009SⅡImproved

今回は某有名オーディオショップ様からの相談で、自社対応が難しいお客様のご紹介を頂き、LINN LP12とSME3009SⅡImprovedの修理とセットアップのご依頼を承りました。

●ご相談内容
1.中古で購入したが電源がないため使えるようにして欲しい
2.33/45回転対応にしたいが、Lingo Mk4までの予算は出せない
3.不具合箇所があれば診て欲しい
4.手持ちのSME3009SⅡImprovedを整備して使いたい
5.アームボードは用意したが使えるのか分からない

セットアップ前は電源が無く欠品パーツも多数あり使用できませんでした。

●診断結果
元々はMajik電源が組み込まれていたLP12ですが、モーター以外が外されており、その他、電源ケーブルや基盤固定具など欠品も多い状態で、最初にご相談頂いていたオーディオショップでも対応が難しい状態でした。さらにACモーターをテストしたところ全く起動せず、応急処置でようやく動き出したものの、回転数が遅くて大きな動作音も出ている状態でした。

SME3009SⅡImpは見た目は綺麗でしたが、水平方向の感度が鈍く、分解したところアームパイプとベアリング軸受けのピラー内部を通る内部配線の被膜が経年劣化で硬化し、テンションが掛かっており、ベアリングシャフトに腐食もあったため、動作に干渉していました。

アームボードはSME用の取付穴が開いており使えましたが、SME3009SⅡImpの組込みは台座内部の四隅にあるコーナーブレイス(補強板)が当たるので加工が必要でした。

状況を説明してお客様と擦り合わせした結果、ミニマムの予算で安心して使えるようにしたいということで、電源は33/45回転対応のHercules2にして、不具合の解消と併せてセットアップすることになりました。

●処置内容
LP12
・台座のコーナーブレイス加工
・電源ケーブルほか欠品パーツの手配(電源ケーブル、基盤固定具、ナット類、アース線他)
・Hercules2(ハーキュリーズ2)電源の組込み
・モーター部メンテナンス、プーリー研磨
・アース処理
・サスペンション調整(水平・垂直)
・スピンドル軸受け内部洗浄、オイル注入
・サブシャーシ防錆処理、テスト&総合調整

SME3009SⅡImproved(フルレストア)
・全パーツ分解・洗浄・研磨
・ヘッドシェルコネクタ分解・洗浄
・Oリングベアリング&シャフト洗浄・研磨・感度調整
・内部配線新品交換
・アースポイント研磨
・アームリフター分解・内部洗浄・降下速度調整
・フォノケーブル新品交換・SME純正4ピンプラグ研磨・RCAプラグ交換・導通テスト

SME3009SⅡImprovedは全分解・洗浄・研磨後にフルレストア作業に入ります。
SME3009SⅡImprovedのフルレストアとフォノケーブル交換後
SMEなどLINN以外のアームを装着する場合、台座内の四隅にあるコーナーブレイスにアームの底が当たり取付出来ないため、加工が必要です。
台座を加工するためトッププレートごとシャーシ類を取り外します。併せてサスペンションを固定しているグルメットに割れや破断がないか点検します。
純正ACモーター。製造メーカーや形状からして2000年代初頭の物ですが、最初は起動しませんでした。メンテナンスしてようやく動くようになりました。
台座のコーナーブレイス加工とHercules2組込み、サスペンション調整などセットアップが完了しました。
上から電源ケーブル、アース線、フォノケーブル

●結果:セットアップ完了、33/45回転共にスムーズに起動します。
●費用:①Hercules2/63,800円、②SME基本フルレストア/38,000円(一律、フォノケーブル1.2m含む)

①+②に台座加工や不具合箇所の対応工数0.2人日と部品代を合わせて121,600円(税込・送料サービス)で承りました。

●お預かり期間:5日

●修理受付の流れ
実機を弊社にお送り下さい。ご申告内容を元に各部診断の上、不具合箇所の特定と交換部品の有無、工数(基準1人日/8hで税込44,000円、1h当たり5,500円)を計算してお見積書を作成します。

その後、御見積を元に修理内容や金額、お客様のご希望などを擦り合わせの上、ご依頼頂く流れになります。キャンセルの場合は「着払い」で返送しますが、それ以外に料金は一切発生しませんのでご安心下さい。

【修理品送付先】
Ultra Groove
〒106-0032 東京都港区六本木7-11-18
電話:03-6233-9991 ※電話対応は行ってません。

修理期間は通常1週間程度ですが、年末年始やGWなど大型連休前は、大変混み合うためお時間を頂いております。あしからずご了承下さい。
また、コロナによる物流の混乱と遅延、パーツの生産・調達に支障を来していることもあり、
破損などで部品交換が発生する場合は、2週間~1か月程度お時間を頂くことが御座います。

何か気になることが御座いましたらご相談下さい。

※コロナ対策および修理・通販のみの営業となるため、対面受付は行っておりません。

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