【新入荷】LINN LP12 + SME3009S2imp

●コンディション:美品、本体&アーム共にフルレストア済、2年保証品
LINN LP12本体、アーム共に全分解、各パーツ洗浄と点検後、
内外装共に徹底したフルレストアを行い、使用感を感じさせない状態に仕上がっております。

電源は外部式Lingo MK3同レベル?と話題になった、内蔵式で最強と噂される「VINYL PASSION REVOLUTION」社(英国製)の高性能パワーサプライユニットに新品交換&アップグレード、33/45回転に対応します。
本動画は動作確認用です。詳細は弊社ショッピングサイトをご参照の上、お問合せ下さい。

●公式ショッピングサイト:https://ultragroove.jp/

LINN LP12 & VINYL PASSION REVOLUTION
LINN LP12 +  SME3009S2imp
LINN LP12 +  SME3009S2imp
LINN LP12 +  SME3009S2imp
LINN LP12 +  SME3009S2imp
LINN LP12 +  SME3009S2imp
LINN LP12 +  SME3009S2imp
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LINN LP12 +  SME3009S2imp
LINN LP12 +  SME3009S2imp

※コロナ対策および修理・通販のみの営業となるため、対面受付は行っておりません。

●Ultra Groove(合同会社アンセムインターナショナル)
〒106-0032 東京都港区六本木7-11-18
E-Mail:info@ultragroove.jp
公式サイト:https://ultragroove.jp/
古物商許可 東京都公安委員会:第306691507096

LINN LP12旧Basic電源仕様のMoseアップグレード

本日は79年に製造されたLINN LP12(S/N23000番代)の外部式電源Moseアップグレードと併せて、 不具合箇所の修理と手直しを行いました。 旧Basic電源仕様は、メーカーでは修理不可で現行のMajikまたはLingo Mk4への入れ替えを勧められますが、モーター故障は交換となるものの殆ど修理可能です。

今回はオークションでご購入された個体で、正直なところ外装の状態が良くなかったことや、電源ON後、起動はするものの、立ち上がりが遅く、規定回転数より結構遅かったり、水平・垂直バランスが取れないので診断した結果、ご申告内容以外にも不具合が見つかり、お客様と相談の上、対応することに致しました。

また、修理時に33/45回転対応やアーム変更、外装のお直しなどのご要望も多いのですが、今回はACモーター仕様のMoseを組んだことから、電源部のモーター、スイッチ、電源ユニットも総入れ替え致しました。

動作確認動画
修理前~サスペンションを固定するゴム製グルメットが破断し、水平・垂直共にバランスが取れない状態
修理前~内部
台座(プリンス)も日焼けや汚れ、当て傷などでくたびれてますが、歪みや変形がないだけ幸いでした。塗装面を全剥離後、研磨・傷取・オリジナル同様に樹脂塗料で仕上げます。
不具合箇所が多数見つかり、アップグレードのついでに全分解・特殊研磨後にメンテナンス致しました。
Moseは電源側で50/60Hzを自動識別して33/45回転に対応しますが、ACモーターが50hz用でない場合、交換が必要です。
純正ACモーター
全分解・全パーツ脱脂洗浄・研磨後
修理&Moseアップグレード後
セットアップ後、ほぼ使用感が無い状態にまで仕上げました。※フォトショップなど加工は一切してません。
スピンドル軸受けは内部に異物混入や酸化物質、古いオイルなどの固着している個体も多いので、分解時に内部洗浄と垂直軸に対してのがたつきがないか必ず確認する必要があります。

純正50hzモーター装着、プーリー横にある傾き調整ねじ2本をベルトの走行位置が適切になるよう調整します。
台座とアウタープラッターは塗装面の全剥離後、研磨とオリジナルと同じ樹脂塗装を行い可能な限りレストアしました。
サスペンションのグルメット交換と水平・垂直調整を行い、ようやく総合調整に入れます。

ちなみにMose、モバーDCなど外部式アップグレード電源につきましては、メーカーのショールーム移転に伴う一時業務停止と、コロナによるEU各国の物流と部品調達に支障が生じているため、次回入荷は4月上旬以降となります。また、当面の間はご予約順に優先販売となりますので、納期を頂く場合が御座いますのであしからずご了承下さい。

修理、アップグレード、アーム変更、内外装のお直し、他店で修理を断られた個体など、 何か御座いましたらまずはご相談下さい。

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LINN LP12用DC電源システム~Mobor CPU control DC motor PSU

LINN LP12の高性能アップグレードパーツを多数リリースしているMobor社(モバー)ですが、ここ最近、お問合せがかなり増えております。

LINN LP12用のアップグレードパーツは、英国、アメリカを中心に約20社ほどのサードパーティーが存在し、その中にはREGAやネイムオーディオも含まれるものの、日本で紹介されているブランドは殆どないのでご存じない方も多いでしょう。

その中でも特に反響が大きいのがMobor社のCPU制御DCモーターシステムで、6月に取扱いを開始してからブレイクし、10月に新色のブラックもリリースされたこともあり、更に人気が高まってきた印象を受けます。

一時期は日本向けの割り当て数が少なく、ご予約のお客様には入荷遅延でご迷惑をお掛け致しましたが、年末に向けて何とか枠を確保できたところです。

LINN LP12の電源はMajik、アキュレート、クライマックスのグレードに合わせて、内蔵式、外部式とACモーターとDCモーター仕様がありますが、MoborのDCモーターシステムは最上位のDCモーター仕様になるRADIKAL同様にコンピューター制御の外部式高性能電源システムになります。

Moberは光電タコメーターを採用し、アウタープラッター裏側に設置した16個のマーカー(ストロボ)を回転数ごとに読み取りして速度計算と補正を行い、毎分500回、マイクロ秒まで測定してmVレベルでDCモーターへの出力電圧を調整することで、ほぼ誤差がない正確な回転数制御が行えるようになってます

また、DCモーターもマクソン社(スイス製)の高品質精密モーターを選別採用し、Moberお得意の精密加工技術と長年に渡る製品開発ノウハウの蓄積から編み出されたカーボンファイバーと真鍮のハイブリット筐体にモーターを組み込み、微弱な振動も吸収・分散させることで、スピンドルに伝わる振動がないよう工夫されています。

初めて製品を聴いた印象としては、外部式電源の特徴である静粛感と音数の多さが引き出され、細かな筆で繊細に描いた水彩画のようですが、DCモーターの効果か空間再現性がLINGOやMOSEとは違って相当広く感じます。

本家のRADIKALが約90万程になりますが、やはりDCモーター仕様は優位性が高いと認識すると共に、モバーはよくこの価格で発売したと驚きます。

ちなみに、LP12に限らずオーディオや家電の故障原因は、約7割以上が電源部の劣化によるもので、特に電解コンデンサの容量抜けとブリッジダイオードや3端子レギュレーターの短絡などが多いのですが、だいたい新品購入から8~12年くらいから故障が増えてきます。この点で長年愛用している個体や中古購入品をお使いであれば、アップグレードと併せて電源部の新品総入れ替えが行えるのも魅力的かと思います。

製品に関するご質問、お問合せはお気軽にご連絡下さい。

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●関連情報
Mober社製品(LINN LP12用)の取扱いを始めました。
LINN LP12用アップグレード外部式電源 MOSE(モース) 
LINN LP12用アップグレードHercules2(ハーキュリーズ2)

Hercules2(ハーキュリーズ2)について

最近、Hercules2(ハーキュリーズ2)とMose(モース)のお問合せが非常に増えておりますので、今回はLINN LP12の電源を話題にしてみたいと思います。

LP12は1972年に発売開始後、Basic、Valhalla、Majikの内蔵式電源、Lingo、Radikalといった外部式電源がリリースされ、ユーザーの予算に応じてアップグレードが出来るようになっております。

また、純正以外にもREGAやGSAなど、20社近くのサードパーティーも発売され、それぞれに特徴がある多彩な製品が存在しておりますが、日本ではご存知の方は少ないと思います。

今回ご紹介するHercules2はValhallaの設計に携わったエンジニアが開発し、既に15年近く販売され続けている製品ですが、費用対効果と性能の高さから一押しの電源になります。

内蔵式と外部式で異なる点はいくつかありますが、純正電源の場合は内蔵式は33回転のみ対応し、最近人気が高まっている高音質盤の多くが45回転なので、再生するにはLingoなど外部式を購入する必要が御座います。

この点でHercules2は内蔵式ながら33/45回転に対応しているのが大きなメリットで、33/45回転専用にデュアル水晶発振器を搭載し、電源の電圧変化に影響を受けにくく、非常に高精度で安定した回転が特徴の高性能電源です。

また、MoseはHercules2を外部筐体化した製品になりますので、別途ケース+ハーネスキットを購入すればHercules2をそのまま流用して、わずかな差額で外部式にアップグレードできる点も魅力があります。

初期導入費を抑えたい方は、最初は内蔵式のHercules2で聴いてみてから、予算が出来た時にMoseにすることをお勧め致します。

元々、内蔵式ながら高S/Nで高性能なハーキュリーズ2ですが、外部化してMoseにするとより背景が静かになり、ノイズに埋もれていた微弱な音が明瞭に浮かび上がり音数が増える印象で、内蔵式より断然外部式の方がメリットを感じます。

特に編成が小さい室内楽やピアノトリオ、女性ボーカルでは違いが分かりやすいでしょう。

Lingoと比べて1/3の価格で同等の音なのも◎です。

Basic電源仕様

Majik電源仕様

交換にあたってはいくつか注意点が御座います。

1、50HzのACモーター仕様であること
Hercules2/Mose共にBasic、Valhalla、Majik電源搭載のLP12に対応しますが、
1972~84年まで流通していた旧Basic電源、初期Valhalla電源、Basic/Majik電源の一部で60Hzモーターの場合には50Hzモーターに交換しないと対応できません。

また、DCモーター仕様のRadikalも50HzのACモーターに変更する必要が御座います。

Lingo(Mk1~Mk3)から変更する場合は50hzモーターなのでそのまま組み込めますが、最新のLingo Mk4から変更する場合は、AC12Vのモーターなので交換する必要が御座います。

2、モーターの製造年式
Hercules2/Mose共にS/N:54000番台以降(85年~)のLP12に対応する前提ですが、S/N:54000~63000番台で使われている一部のACモーターでは45回転が起動しないものが御座います。

89年頃より以前のACモーターはモーター下部にボールベアリングとスプリングが入ったグレーのスラストキャップが付いていますが、この仕様のモーターは全てでは御座いませんが45回転が起動しない場合が御座います。

また、これより古い白いスラストキャップ仕様のモーターは、かなりの確率で45回転が起動しないので注意が必要です。

画像の仕様に変更されてからのモーターであれば、問題なく33/45回転に対応致します。

もし不安がある場合はLP12本体をお送り頂ければ弊社にて有料セットアップ致しますが、ご依頼時はLP12の電源仕様とお使いになられている地域を御申しつけ下さい。

ちなみに、Valhalla電源の修理受付はLINNでは終了してますが、内蔵電源で修理する場合、純正だとMajikに入れ替えとなります。

ただし、MajikはValhallaのように水晶発振器で回転数制御を行っておらず、進相コンデンサとツェナーダイオードを用いてAC85Vでモーターを回す簡易電源になりますので、ダウングレードが気になる方にもハーキュリーズ2はお勧め致します。

製品に関してのご質問やお問合せはお気軽にご相談下さい。

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●関連情報
Mober社製品(LINN LP12用)の取扱いを始めました。
LINN LP12用DC電源システム~Mobor CPU control DC motor PSU 
LINN LP12用アップグレード外部式電源 MOSE(モース) 

LINN LP12用アップグレード電源 MOSE(モース)

LINN LP12は内蔵電源のMajikやBasic、Valhall、外部電源でAC電源のLINGO、DC電源のRADIKAL、他にも高性能なサードパーティなど、日本では知られていない製品もたくさん存在しています。

それぞれ特徴がありますが、今回はその中でも費用対効果が高く、手ごろな価格で満足度も非常に高いMOSE外部電源を実際にLP12に組み込んで、アップグレードしてみました。

MOSE外部電源は33/45回転対応で、それぞれデュアル水晶発振器を搭載し、非常に高精度で安定した回転が特徴の高性能電源です。回転数の切り替えは電源スイッチの長押しで行います。

外部電源の特有の非常に高SNで静粛性に優れ、ノイズに埋もれていた繊細な音が引き出されることで音数が増える印象で、現行LINGOとの比較でも違いが分かりませんが、外部化の効果はLP12のアップグレードで一番差が出ると思います。

トーンアームはダイナミックバランス型のオルトフォンRS-212Dを合わせてみました。

MOSEの動作チェックを兼ねてLINN LP12 MOSE/ORTOFON RS-212D&SPU SynergyでSONNY CLARK TRIO(TIME S/2101)のSTEREOとMONOオリジナル盤を再生してみました。

●動作確認用ムービー
https://youtu.be/ZuhDUHPZB2g

カートリッジはステレオ盤なのでORTOFON SPU Synergy、モノラルオリジナル盤はSPU-MONO G  MK2。

ステレオ盤とモノラル盤でカートリッジを変えるのは当然ですが、ユニバーサルシェルが使えて交換しやすく、操作も簡単なオルトフォンRS-212Dは、ショートアームなのに音の重心も低くて◎です。

MOSEを使って分かったのはオルトフォンSPU等、低インピーダンスで低出力型のMCカートリッジでは歴然とした差がでるので、電源の外部化はLP12の基本だと改めて実感しました。

MOSEはACモーターを搭載したLINN LP12でS/N54000番台以降(1985年)のモデルに対応する前提ですが、古いモーターなど製造時期により45回転が起動しない場合が御座います。特にモーター底部に1.5㎝位でグレーのスラストキャップが付いているものは要注意です。

通常はモーター交換せずMOSEを組み込めますが、不安がある場合はLP12本体をお送り頂ければ弊社にて有料セットアップ致します。

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